「Co-program Reframed:飛光、飛光」は、京都芸術センターの公募プログラム「Co-program」から派生し、2025年度に惜しくも採択されなかった企画を再編して紹介する展覧会です。今宿未悠、中澤ふくみ+花形槙+安田伸裕、藤田一樹という、身体を起点に表現を展開するアーティストたちを取り上げます。
詩と現代美術の領域で活動する今宿未悠は、水平社宣言の「人の世に熱あれ、人間に光あれ」という言葉を、人と人とのあいだに生じるエネルギーの授受として捉え、親密な関係にある二人のための新作《BURN PLAY》を発表します。
花形槙、中澤ふくみ、安田伸裕による《Extra Limb Circuit/余剰肢回路》では、花形の身体をもとに中澤が新たな身体像をアニメーションとして描き、安田が実際に機能する「余剰肢」を制作。花形がそれを装着し、動かす訓練を行うことで、三者の創造性の循環から新しい身体像を立ち上げます。
ダンサー・振付家の藤田一樹は、自身の不登校経験を起点に、社会との切断と接続を同時に求める身体を描いた《暫定的に分身》を発表します。パリと東京での制作・上演を経た本作を京都で再構成し、その過程自体を開いていきます。
本展は、逃れることのできない肉体と向き合いながら、欠如や過剰を抱えた「私」を起点に、社会や世界とのつながりを模索するアーティストたちの実践を紹介するものです。展覧会タイトルは、過ぎ去る時間を飛ぶ光にたとえ、人間の身体の儚さをうたった唐代の詩人・李賀の言葉に由来します。