アントニオ・フォンタネージは、明治時代に来日し、日本の近代洋画に大きな影響を与えたことで知られる画家です。しかし、その実像は「お雇い外国人」という枠にとどまりません。
イタリア独立戦争に従軍した兵士であり、石版画家、パリやロンドンで研鑽を積んだ風景画家、そしてトリノや東京で多くの弟子を育てた教育者でもありました。光と自然への深い探究心のもと、理想の風景を追い求め、人々の暮らしへ真摯なまなざしを向け続けたその創作は、多彩な経験に支えられています。
本展では、フォンタネージの多面的な人物像と作品世界をたどり、その魅力をあらためて紹介します。初めてその名に触れる方にも、知っている方にも、新たな発見をもたらす風景画の旅へと誘います。