本展は、1980年代後半から2000年代初頭にかけて制作された英国美術に焦点を当てる展覧会です。サッチャー政権下の緊張感に包まれた社会を背景に、既存の美術の枠組みを問い直し、制作や発表の方法に実験的な試みを取り入れる作家たちが数多く登場しました。
「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」と呼ばれた作家たちと、その同時代のアーティストたちは、大衆文化や個人の物語、変化する社会構造などをテーマに、絵画、彫刻、写真、映像、インスタレーションといった多様な表現を展開しました。本展では、50名を超える作家による約90作品を通して、1990年代の英国美術における革新的な創作の軌跡をたどります。